旅人NAGAURA──旅先にて
彼ほどの打ち手ならきっとやってくれるだろう、誰もがそう思っている。メールをもらうたびに「旅打ちを何としても最後までやり遂げたい」という彼の思いが伝わってきていた。何しろ、会社を半月休んで、普通なら海外旅行にでもでかけるところだろうが、彼は自らを鍛えるために旅打ちを選択したのだ。そう、彼の心の中にはまだまだ学生に負けない気概があるのである!
ところがっ!!
まるで、テレビの企画もののように、いきなりアクシデントに見舞われてしまったのだ!!
7月18日土曜日の午後5時に千葉の自宅を発ったNAGAURAは、まずは、船橋の雀荘へと向かった。船橋の雀荘では、レートは1-1・2、アカ・ウラ@500という普通の雀荘である。彼が最初に提示した勝利条件をおさらいすると、「半荘2回以上打って浮くこと。」である。
船橋では、最初の2半荘に3着・3着と、暗雲の立ち込めたスタートを切った。このままでは制覇したことにならない。もちろん、続行である。そして、3半荘目・・・・。
NAGAURAはトップをひた走っていた。50000点のトップである。南場の親番が回ってきた。ここで軽くいなせば、トップは確定だ。NAGAURAはそう考えていた。「これでトップを取ればとりあえず浮く。そしたら、次の都市、上野へ出発できる。順調な滑り出しとは言えないが、先へ進みたい。」
しかし、そこで彼を待っていたのは、他家のリーチであった。彼は固く打ってたに違いない。この場は軽くいなせばよいのだから。
その人が一発でツモった。「よし、これで流しにかかれる。」そう思ったのは束の間。
「リーチ一発ヅモ、四暗刻、アカアカ!!」
親カブリである。当然トップは逆転され、2着となってしまった。船橋から離れることはまだできないのだ!
そして5半荘目、今度もトップ目。10巡目のことであった。
NAGAURAは静かに1萬を切った。
「ロン!国士無双!」
彼はまたもや役満御祝儀の4000円を取られてしまった。
そんなこんなで、この夜、NAGAURAは船橋に釘付けにされてしまった。次へ向かえないのだ。
彼はこの日、公約通り船橋で野宿したという。
<<船橋にて>>
1位・・・・ 1回
2位・・・・ 5回
3位・・・・ 4回
4位・・・・ 4回
-31300円/残り金額68700円
果たして、この先大丈夫なのだろうか?豪遊するって言ってたけど?!
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