NAGAURA
旅人NAGAURA──旅先にて

NAGAURA旅打ち
東北旅情編





NAGAURA氏への応援メール紹介

NAGAURA氏も「沢山の声援、心より感謝しております。応援をいただいて嬉しい。ますますやる気が出てきた。男を磨くためにも後へは絶対に引かない!」と語っています。

 最近は応援メールを心待ちにしているみたいですので、みなさんどうか彼にメールで応援を!あなたのメールが旅打ちを支えます!

 応援メールお待ちしております。メール紹介のコーナーはメールを頂き次第更新しています。



NAGAURA氏の旅打ち結果

前書き


 旅打ち ──それは雀士であれば誰もが一度はしてみたいロマンと旅情にあふれるものだ。よく麻雀漫画なんかには出てくるが、実際にやったという話はあまり聞かない。旅打ちとは、麻雀をすることを目的として、各地を放浪することなのだ。そして、同時に自らの雀力を上昇させる手段でもある。現代の雀界では、旅打ちをしたことがあるのはプロの雀士くらいではないだろうか?多分、日本中探しても、旅打ちをしてきた人なんか100人に満たないのではないだろうか?

 今回、俺の友人で東風荘プレイヤーでもあるNAGAURA氏が旅打ちに出るという話を聞いて、早速ここで紹介しようと思い立った。俺は多忙で残念ながら彼と同行することができないが、ここで彼が旅打ちを続けるのを見守っていたい。

 彼の旅打ちの状況はこのページで連絡が入り次第、みなさんに報告したい。このページの下に速報へのリンクがある。ご参照願いたい。



NAGAURAからのメッセージ


旅打ちの意気込み

男には、旅に出なくてはならない時がある。
誰の言葉か、忘れてしまったが、今なんとなくそんな気分だ。
思い立ったら、早速行動あるのみ。
会社に半月の休暇届けを出してきた。
この時期、行くなら東北だろう。
そういうわけで、旅打ちに出ます。
勝ちまくって、豪遊してくるぜ!!



旅打ちの目的

旅を通して男を磨くこと。
土地の名物料理を食べること。
麻雀の修行。
名所を観光して見聞を広めること。
各地で、おいしいお酒を飲むこと。



旅打ちのルール

各都市で、雀荘を探して打つこと。
半荘2回以上打って、浮いていたらその店は制覇とする。
1つの雀荘で3万以上負けたら、その店はあきらめる。
自分を戒めるため負けたら、野宿。
3日間、野宿が続いたら敗退として、家に帰る。
所持金は、10万円でそれが、無くなっても負け。
旅の最中にかかる費用は全て、所持金で賄うこと。
最終的に、所持金が10万円を上回るか、制覇した雀荘数が 過半数を占めることを勝利条件とする。

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NAGAURA氏への応援メールをお待ちしております。応援メールは随時このコーナーで紹介します。なお、旅先への応援も大歓迎です。詳細のお問い合わせは
NAGAURA氏旅打ち事務局宛 までよろしく!

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旅打ち、その後(2003.10.5)

 

 当時(1998年7月)は俺の会計士二次試験の実施月に当たっている。俺はほとんど勉強していなかった。というのも、人間には本当にやる気のなくなる時というものが一度はあるもので、俺はそんな時期に当たっていたのかも知れない。

 

 そんなとき、NAGAURA氏から突然電話がかかってきた。当然、無職で会計士試験の受験などしている俺は携帯電話などもなく、家に直接である。7月10日頃の夜だったと記憶している。

 

 東風荘で共に何度か打ったこともある。俺が東風用HPを開設していたことも知っていた。そしていきなり、

「オマエのHPのためにいい企画をやることにしたぞ!」

と言う。2週間の休暇を取る。その間に面白いことをやる。

 

 最初は想像だにつかなかったが、それがこの旅打ちであることを告げられた時、俺はつくづく羨ましく思った。ともかく、俺もいつかはやりたい!今回は俺の分まで打ってきてくれ!という気分だった。そこで、NAGAURA氏の言う通りに、旅打ちの経過を日次ベースでHPに公開することにした。ま、この時点では「やっぱやめた。」ということにでもなるんだろうと思っていたのだが…。

 

 出発予定当日(7月18日土曜日)、昼過ぎくらいに電話をかけてみた。NAGAURA氏はまだ寝ていた。これから行く、みたいな感じで電話を切った。この時点でも本当に旅打ちに出るなどとは思っていなかった。

 

 その日の深夜。俺んとこの電話が鳴った。NAGAURA氏である。「船橋で打った。エライことになった!」という。どんな目にあったかはこの企画でご覧いただくとして、野宿する、というのである。当時NAGAURA氏の住まいは確か千葉県内であったと思う。一旦家に帰ればいいじゃんか、と言ったのだが、彼は野宿すると言って聞かない。彼は本気で旅に出るつもりであることを知り、俺は安心した。

 

 そしてNAGAURA氏は旅打ちの最中、ほぼ毎日深夜に現地から電話による詳細な旅打ち記録を報告してくれた。これが試験日当日も続いた。俺も少しは勉強したい気持ちもあったが、旅打ちなんぞ滅多にあるもんではない。

 

 当時、このHPにも多くの読者(といっても20名程度だろう)がいて、旅打ちの経過を知りたがっていた。その期待にそむいてはならない!しかも、NAGAURA氏は俺がやりたくても出来ないことをやってくれているのだ!なんとしても経過を公開せねば!と試験期間中であっても、帰宅後勉強した後、深夜セコセコとHPをアップし続けた。

 

 その結果、試験は落ちたのだが、NAGAURA氏が最後まで打ち切ったときには、本当にうれしかった。よくやった!旅打ちが終わってから、メールやらIRCやらで様々の意見やら感想が寄せられた。少しは麻雀ファンの方々に夢を与えられたであろうか。あったとすれば、最後までほぼ毎日アップし続けた甲斐があった。

 

 とまあ、それだけ、俺もNAGAURA氏も懸命にやったのだ、ということだ。

 

 ………NAGAURA氏は現在も元気でやっている。結婚もして子供もいて、幸せに暮らしているという。

 そして俺も、翌99年無事二次試験に合格した。忙しくて東風にも行かなくなった。NAGAURA氏も仕事の方が忙しくなり、長い間音信がなかった。次の旅打ちは東海道がいい、とことになっていたが、結局実行されなかった。

 

 旅打ち終了後、NAGAURA氏は東風荘を離れた。重すぎてやる気がしないのである。他のネットゲームで名を馳せた。その後、某ソフトメーカーで出世を遂げ、いまや、ゲーム作りの責任者となっている。

 先日、とある雀荘で久しぶりに麻雀を打つNAGAURA氏の姿を見た。この旅打ちの話は今でも数多くの人間の間で語り継がれている。そして、俺もそのうちに、こんなことをやってみたいものだ。