英語で監査しナイト!~棚卸立会編

 

 

棚卸立会

 

 棚卸立会は、観察という監査手法の一つであり、主として棚卸資産の実在性を確認するための手続である。棚卸立会においては被監査会社が行う実地棚卸に立会って、棚卸が適切に行われていることを確認する監査手続である。一般には監査担当者が一部を抜き取り、数量が帳簿と一致していることを確かめるといったテストカウントを行うことによって、棚卸資産の実在性及び網羅性に対する証明力を増大させる。

 

 以下に示したのは英語で棚卸立会を行うことを想定した内容であるが、これを見る限り、どうやら英米では立会は歓迎されないばかりか、時には架空売上の計上をごまかすためにまともに立会をさせない場合も多いようである。

 

 当 方  相 手
今日は、立会に来ました。 来なくてもよかったのですが。
I come here to observe your counting inventory today. You are a guest that we don't hope to invite.
テストカウントをさせてください。 必要ありません。合ってますから。
Can I do test-counting? You don't need to do it. It is always exact.
一応、仕事なので。 そうですか。好きなようにして下さい。
This is my job. So, you may do as you like.
これ、数量が足りないのですが。 それは現在運搬中なのでここにはありません。
The number of these items is short. Those items are not here because it is now in carrying.
運送会社の物品受領書を見せてください。 自分で運送しているので、そんなものはありません。
Please show me the item-receipt from a carrier. We are carrying it by ourselves. There are not such a thing here, right?
請求書の控えを見せてください。 請求書控えはこちらです。
Please show me the invoice published by your company. This is.
先生、合ってました。 部長、架空売上の計上に成功しました!
The balance of inventory is exact, teacher. Boss, we are successful in keeping fictional sales!

 


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2006.2.11