ハプスブルク家の紋章
順位確定なんか、したくなくなる?
ここではmeritの手牌に注目してもらおう。と、ちょっとスポーツ新聞の麻雀大会解説風にいってみる。一応牌譜を載せてあるけど、参照していただきたい。このページ長くなって読みにくいけど、是非見て、やる気を出して欲しい。
これまでの展開は、さしたることもなく、sgenのハネマンにmeritが打ち込んだ以外、大きな手が出ておらず、静かな小場だった。ダントツラスの南家の狙いはもちろんハネマンツモで西入といきたいってところだ。
3巡目のツモは8ピン。この時手牌は
46899 3468 68 北北
(マンズ、ピンズ、ソーズの順番で、うちない時は「0」で示す。以下同じ。)
ドラもなく、ただ三色気味のターツが3つである。8ピンが重なってトイツが3つになった。
ハネマンというのはタンピン形+ドラ1個、あるいはチートイドラドラでリーチと行けばやっと見えてくる。そうでなければ三暗刻やタンヤオ三色・チートイでモロ裏期待で行くしかないといったところだ。ここでmeritの打った牌は4万。いつも負けてるというだけあって、負けてる時の打ち方に慣れているのかも知れないが、これは目的に適合した大正解というべきだろうか。
次巡、北を引き込むが、事実上のツモ切り。これはチートイも見たのだろうか。4万を切った以上、やむを得ない選択だ。逆転だけを見据えている気迫が感じられる。その後、7ピンと7万を引き込み、6万を持ってきたところで、西家のFIKAMからリーチ。
ただし、このリーチは見ての通りカラテンリーチだ。数え間違いは致命傷だ(当たり前だけどな)。ちなみに彼(?まきちゃんだが…(笑))も逆転を目指したリーチだ。3200で2位、ツモったらトップだ。ただ、タンヤオチートイのダマでも同様の効果が得られる。
15巡目(すげー遅い…)、5ソーを引いて
667899 34678 568
という手牌、ここから9万を切り放つ。そして、6万とラス牌の7ソーを引いてきて聴牌。あと1巡しかないが、もちろんドラがないので、リーチをかけるしかない。一発、ないしはツモって裏が乗れば西入りというのが最高の展開だし、他を狙うべきではあるまい。
そうしてカラテンリーチの西家が一発で5ピンを持ってきてしまうのだ。リーチがなくても、西家が打つところかもしれない。
ともかく、meritはここに来て3着へ浮上。裏が頭に乗っていれば2位まであったから、一発で当たるのもやむを得ない。Rの下がり方もゆるやかになっただろう。ドラ4枚も黙って持ってたsgenも大したものだ。俺はあがる気はさらさらなかった(中を槓できればと期待していたことはあったが。)。
チートイのリーチもそうだが、逆転を目指す展開の典型例だろう。ラス確定リーチなどをして最後に死ねとか言われる人は、meritやFIKAMの打ち筋を参照しよう。ゴールの外に打つシュートは絶対に入らないってことだ。
以上、これはmerit会心の譜だ。俺もたまにはこういう奇麗な手をあがったみたいものだ。ちなみに、俺は三色の和了率が非常に低い。食い三色ならいくらでもあがるが…。(ただ聴牌はよくするぜ。安め引くけど…)
関係ないけど、麻雀クイズ!
三色の別名は?
答え:三姉妹 これは、戦中に宋慶齢3姉妹にちなんでつけられたという説もあるらしいが、真偽のほどは定かではない。
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