[あいかーるの小部屋]

【2KB小話】

オフピーク

こんなページを見てるなんて、トイレか通勤電車の中か、だと思うので、それに似合った話題を提供する2KB小話の始まり始まり~!

さて、世の中の多くの人は通勤や通学をしているはずだ。俺なんかもそう。毎日通勤している。首都圏に住む人ならば大方電車で通勤しているだろう。都内ならば地下鉄も大いに利用しているはずだ。2KBしかないから結論から先にしよう。通勤してる奴は奴隷だ!

あんなバカみたいに混んでる電車に乗り込み、毎朝眠い体にムチを打ちつつ座ることも出来ず新聞はおろか本を読むこともできないこともある。正直俺から見ると狂気の沙汰である。何とかならんのか、と思うことは多い。地方都市に行けばこんな苦労もないのだろう、と思うが、そんなところへ行くとロクな仕事がないという恐れが高い。給料も安い。

最近電車の広告でよくオフピークだか何だとかという広告を見ることがある。これも俺からいわせれば「アホか?」という一言だ。ピーク時を避けた通勤・通学を推奨しているようだが、世の中がそれについていってるとは思えない。まるで、「一家に一基、核ミサイルを」ってなくらい非現実的な内容である。

電車に乗っていた高校生同士の話である。「オフピークっていうけどさー、俺らがオフピークするとしたら朝早く行くしかねーじゃん?」「だよなー、朝早く起きろなんて無理だ。朝早く行ってもやることねえし。」「勉強でもしろっていうのかなぁ?」「そんなこと強要される覚えはねえぞ。」「全くオヤジたちの考えることはマトモじゃねーよな。」「ってゆうか、バカ?」「そうそう、バカだ。早く死ねって感じだなぁ。」

通勤中のリーマンなら少しハラが立つ内容だろうが、俺は全くその通りだ、と思ったぜ。家から歩いて行けるような場所で働きてえもんだ。マジで。通勤だけで疲れちまうぜ。

2003.2.23 Karl5 Production